ROLEX(ロレックス)
ロレックスの創始者ハンス・ウィルスドルフは、1881年ドイツのバイエルン州クルムバッハの生まれ。
ロレックスの創始者ハンス・ウィルスドルフは、12歳で両親を亡くしています。
両親を亡くした彼は、学費を稼ぐために花屋を始めたのですが、
この経験が独立心を養い商売を学ぶことになったといわれています。
OMEGA(オメガ)
オメガの最初の製品は、カギ巻きの懐中時計でした。
1848年:23歳のルイ・ブランが、スイスのラ・ショー・ド・フォンに小さな時計の組み立て工場を設立。
1877年:長男のルイ・ポールとともにルイ・ブラン・アンド・フィルズ社を設立。
1880年:機械式シリンダー・エスケープメントのキャリバーを発表し、ヨーロッパ市場で成功をおさめる。
1889年:従業員600人、年間製造個数10万本というスイス最大の時計メーカーに成長。
1894年に発表されたオメガ19ライン・キャリバーは、その後の時計製造に大きな影響を及ぼし、
当時の技術としては最高のものと評価され「究極」を意味する「オメガ」と命名される。
1903年には「ソシエテ・アノニム・ルイ・ブラン・アンド・フレール・オメガ・ウォッチ」と社名に
オメガが加えられ、1947年に「オメガ・ルイ・ブラン・アンド・フレール」社、
1982年に「オメガ」社となる。
オメガは、オリンピック公式時計の担当、数え切れない程の宇宙飛行、深海の制覇など、
オメガは歴史に磨き抜かれた技術で新しい挑戦を重ねてきました。
1962年、宇宙飛行士の時計探しに奔走していたNASAは、町の時計店で10数個の時計を購入し、
宇宙環境を想定した苛酷な試験を課しました。
オメガ・スピードマスターだけが、続々と脱落するNASAの過酷な試験をすべてをクリア。
1965年:オメガの市販モデルそのままの姿でNASAはオメガ・スピードマスターを宇宙飛行士の標準装備品として認定。
1969年:オメガ・スピードマスターは20世紀最大の偉業である人類初の月面着陸に同行。
しかし、オメガの真価が発揮されたのは1970年、アポロ13号に計器不能の事態が発生したときであり、
宇宙飛行士たちは腕のオメガだけを頼りに見事危機を乗り切り、 地球への帰還に成功。
オメガは、この貢献により宇宙飛行士から感謝の印としてスヌーピー賞を授与。
オメガが、宇宙時計の任務を担当して約30年オメガを超える時計は、未だ存在していません。
LONGINES(ロンジン)
1832年:ロンジンの前身である時計組み立て会社がオーギュスト・アガシによって、スイスのサンティミエに設立。
当時、スイスの時計製造は職人の手作業に頼っており、作業は職人の自宅兼アトリエで行われていた。
そのため、生産効率は悪く、品質の管理も大変だったようです。
こうした問題を解決するため、1867年アガシは職人を一か所に集めて 部品製造から組み立てまでを
一貫して行う工場を設立。
ロンジン社の誕生です。
現在では当たり前ですが、当時としては画期的だったこのシステムにより、安定生産と品質保持を達成した
ロンジンは発展してゆき、その高い信頼性から数々の冒険家から絶大な信頼を寄せられることとなります。
1899年には、アブルッジ公ルイジ・アマデオによる北極海探検に ロンジンの時計が使用されたのを始め、
1904年の J・E・バーニー隊長による北極探検に採用。
1928年から、2年間に及ぶ北極南方探検を果たしたリチャード・E・バート提督に、
「ロンジンなしではこの探検は成功しなかっただろう。」と絶賛された。
ロンジンの愛用者のもっとも有名な業績が、1927年のチャールズ・リンドバーグによる単独大西洋無着陸横断飛行。
現在のような高精度な航行装置のない、長い危険な単独飛行では、 天体と高精度の時計から自分の位置を
割り出さなくてはならず、 ロンジンの時計は、陰でリンドバーグを支え彼をパリへと正確に導きました。
リンドバーグの偉業の達成により、さらなる名声を手に入れたロンジンは、陸の冒険家のみならず、
航空機パイロットの間でも人気を博しています。
ロンジンは、リンドバーグの絶大な支持を得、彼の師匠であるアメリカ海軍大佐フィリップ・ヴァン・ウィームスの
依頼で、 腕時計に円形計算尺を組み合わせたナビゲーション・ウォッチを開発。
現在のスポーツウォッチによく見られる回転するベゼル(文字盤や風防ガラスの周りの部分)は、
ここにルーツを持っています。
ロンジンは、タフであるということだけでなく精密な計測技術をもっており、1879年には世界初のクロノグラフを開発。
1896年のギリシャ・アテネで開かれた第一回近代オリンピックでは、
ロンジンのクロノグラフが計測に使用されています。
クォーツ技術で、腕時計化にはセイコーに破れはしたものの、
ロンジンは、世界で初めてカバンくらいの大きさまで 縮小したタイプを製造。
ロンジンは、現在スイス最大の時計企業連合、スウォッチ・グループに所属。
ちなみに、ウィットナーというアメリカ向けのブランド名もあります。
アンティークウオッチはその本質を究めたシンプルの中に手にする人を魅了してやまない 奥深さがあります。
それは、華飾に頼った現代の時計には決して真似できることはないのです。
アンティークウオッチに限らず、機械式時計のムーブメントはまさに宇宙。
繊細なその宇宙は、愛情を注ぐことにより、当時と変わらぬ正確さを保つことができます。
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